地方再生は「家系永代記録帳」の普及から

今、地方から高齢者の方が都会に住む子供の世話になるために、財産を整理したお金を持って次々と都会に移り住んでいる事をご存知ですか。このまま都会に人口の流出と資金の流出が続けば銀行の再編が加速し、銀行の数が減り地方の我々の生活にも影響を及ぼす事にもなります。また、この現象は1票の格差にも繋がり、もし見直しが行われることになれば都会の政治家が増え、都会中心の政治主導が進むのではないかと心配になりませんか。地方に住むものとして、地方をこれ以上疲弊しないようにするためには、日々の生活や家庭から見直しを進め変えていくことが大事だと考えています。

先日、ラジオの番組で後継者問題のコメントの中で「こんな大変な仕事、こんな儲からない仕事、こんな危険な仕事は子供には継がせたくない、と考える親が多い」と発言しているのを聞きましたが、地方では同じ言葉をよく耳にします。子供に対する親の優しさに富んだこの言葉には、家業を継がせない家庭が増え地方を疲弊させる悪しき「キーワード」となっていると思えてなりません。全国の企業や自営業の65%以上が子供に家業を継がせていないと言われています。

自分の代では、例え苦労や問題があったとしても自分が成し得なかったことを子供が遣り遂げてくれるかもしれません。継がせるものがあるのであれば子供に家業を継がせ、家を任せ、代々のお墓を守らせてみてはいかがでしょうか。これこそが地方の再生を図る切り札だと考えます。故郷は守るものがいてこそ「ふるさと」です。

永代出版は、地方の繁栄は皆様の代々の家や家系の記録を「家系永代記録帳」に書き残し子供達に伝えることが末永い発展を達成する原動力と考え、社会貢献への寄与を願い微力ではありますが活動を続けています。「家系永代記録帳」に思いを書き残し皆様の「ふるさと」を守りましょう。

                                                   
永代出版 代表 山本 昭廣 
       ( 冨五郎 )
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